2015年からクリエイターに特化した採用サービスViViViTを利用し、クリエイター採用を行っているサイバーエージェント。2016年からはミッションステートメントに「クリエイティブで勝負する」と掲げ、クリエイター採用に力を入れています。
今回は、そんなサイバーエージェントでクリエイター採用の専任担当者をされている清水美那さんにお話をお伺いしました。
ViViViTを知らない学生には『登録しなよ!』と勧めています」といってくださるほど、ViViViT愛の強い清水さん。サイバーエージェントのクリエイター採用についてや、ViViViTの活用方法についてお話ししてくださいました。

清水美那/株式会社サイバーエージェント
Cyberagent Creative Center クリエイター採用担当

同志社大学・グローバルコミュニケーション学部を卒業後、2015年に新卒でサイバーエージェントへ入社。営業を経験した後、クリエイター(デザイナーコース)採用の専任担当へ。趣味は旅行とキックボクシング。

営業からクリエイター採用へ。ポートフォリオの見方を覚える日々

ー清水さんは入社当時から人事を希望されていたんでしょうか?

新卒でサイバーエージェントに入社した際は、全く別の部署で新規開拓の営業をしていました。そこで1年半働いているうちに、会社のことが本当に好きだなと思うようになっていったんです。だからこの良い会社を、ひとりでも多くの人に伝えたいと考え始めました。それなら広報か人事だと考えた結果、人に会うのが大好きなので人事を選びました。学生に直接会って、会社の魅力を伝えたかったんです。

サイバーエージェントには1年間同じ部署で働くと、他部署や子会社への異動を申請できる社内制度があります。私のように営業から人事になったり、エンジニアから営業になったりと新しいことに挑戦する社員がたくさんいるんです。

ー現在は新卒クリエイター採用の専任担当をされているそうですね。なぜクリエイターの採用担当を希望されたんですか?

異動する1年前の2016年に会社のミッションステートメントが改訂され、「クリエイティブで勝負する。」という一文が加わりました。これからクリエイティブの力で会社を盛り上げていく上で、クリエイターの採用にも注力していくとのことだったので、面白そうだし挑戦したいなと思ったんです。

ー採用担当になってから最初に取り組まれたのは何ですか?

まずはポートフォリオの見方を覚えるところですね。内定者のポートフォリオを見て勉強しました。あとはViViViTもとにかく見ましたね。前任のクリエイター採用人事と2〜3ヶ月かけて引き継ぎを進めていたのですが、その間特にポートフォリオの何が良くて何が悪いかを教えてもらいました。
ViViViTのユーザーに私なりの評価をつけて、先輩に答え合わせのように見てもらっていたんです。私なりに造形力やデザインセンスを見ながら感覚で選んで、先輩と私の評価とのズレを確認しました。多いときは1日に100人以上のポートフォリオをチェックしていました。もちろんViViViTに登録している優秀な学生を見つける目的も含めて、上から順にとにかく多くのポートフォリオを見ていきましたね。

選考の際の最終決定権が私にあるわけではないので、合否に迷った際は気負わずに全て上にあげていきました。先輩の工数が5分増えるより、優秀な学生を落とす方がもったいないと思って。今でもその方式で、かなりの数の学生を佐藤洋介(執行役員 クリエイティブ統括室室長)に見てもらっています。

ーViViViT主催のイベントにも多く参加していただいていますよね。

かなり参加させていただいています。人事に異動してすぐに、ViViViT主催のイベントに参加しました。1日で30人以上に個別面談ができるイベントで、ゲームのクリエイター社員と一緒に行ったんです。当時はポートフォリオを1人で満足に見ることができなかったので、クリエイター社員が隣でどういうアドバイスをしているのか一日中聞いていました
そうすると、「こういうところを見ているんだ」「こういうアドバイスが学生に響くんだ」ということがわかるようになってきたんです。そのときのコメントを丸パクリすることから始めていきました(笑)。
そうやってポートフォリオを見ていくと、作品のクオリティだけではなくてレイアウトや表紙など、作品の見せ方にも気を使い、ポートフォリオ全体を一つの作品として仕上げることが大切ということもわかりました。

ー採用担当になってから、他に何か行われたことはありますか?

採用担当になるまでは、社内のクリエイターをあまり知りませんでした。だからクリエイター社員を知る必要があると思い、まずは同期のクリエイターに連絡して基礎の基礎から教えてもらいました。出身大学やどんな就活をしていたかなどを聞いて、例えばどんなイベントを開いたら学生は来るのか?ということについて参考になりそうな意見をたくさん集めました。

採用担当もクリエイター組織に。現場を巻き込みやすい社内の意識づけ

ー現場のクリエイターと採用担当の協業がうまくいかないという企業の話をよく聞くのですが、ポートフォリオの見方を確認してもらったり、採用イベントにクリエイターさんと行かれたりと、かなりうまく連携されていますね。

サイバーエージェントでは、YJCといって「良い人を(Y)、自分たちで(J)、ちゃんと採用する(C)」というプロジェクトを行っています。それもあって全社的に、採用には力を入れて取り組んでいこうという認識はあると思います。(YJCプロジェクトについてはこちら

それに加えてクリエイター採用に関しては、CCC(Cyberagent Creative Center)という組織があり、採用・育成・評価はそこに任されています。
つまりクリエイター採用はクリエイター自身が設計を行い、意思決定をして、採用の決定権もあるんです。私も今は人事ではなく、その組織に所属する採用担当という位置付けなんですよ。
クリエイターは毎年数10名の採用なので、採用した人は自分たちの手で育てるのが前提になるんです。そうすることで責任と当事者意識をもって一人ひとりと向き合えるのは、弊社のクリエイター採用の大きな特徴だと思います。

採用担当も含めて全てクリエイターの組織が行っているから、採用活動に現場が積極的に関わってくれるんですね。

また、採用活動に声がかかる=ひとつのステータスという雰囲気は社内にあると思います。例えば合宿形式のインターンでは、若手、ベテラン関係なく社内でも特に活躍している社員をメンターとしてアサインしています。そのため内定者や新卒社員から、合宿形式のインターンのメンターに早くなりたいと相談を受けることもあります。

クリエイターに採用の手伝いをお願いすることで、本来の業務を圧迫してしまうのではと思うこともあります。しかし一度採用に協力してくれた社員から「もっと声かけて良いよ」「このイベントはこんな風にするとさらに良くなるんじゃない?」と言ってもらえることが多いので、ありがたい気持ちと本当に良いクリエイター社員に囲まれているなと感じています。専任の採用担当は私ひとりですが、採用をひとりでやっている感じは全くしないですね。(クリエイターの秘伝のタレ採用についてはこちら

ー採用の目標はどのように設定されていますか?

採用人数の目標は一応ありますね。19卒については目標人数も達成しています。ただ採用人数よりもカルチャーマッチするかどうか、学生のやりたいことを入社後サイバーエージェントで成し遂げられるかどうかなど、人柄をみて採用することを一番に心がけていますね。

ー人柄を重視しながらも、人数の目標もしっかりと達成されているんですね。そのために工夫した点などはありましたか?

とにかく手足を動かしましたね。ViViViTもすごく見ましたし、学校にもかなり行きました。18卒では途中から採用を引き継いだこともあり、母集団のつくりかたやアプローチの仕方についてわからず、実はとても悩みました。
そこで19卒では母集団形成をとにかく頑張ると決めて、どうすれば良いか社員や内定者にヒアリングし、常に新しい方法で新しい学生に会えるように工夫をしました

ー情報をたくさん集めて、さまざまな施策を練ってこられたんですね。現在もいろいろと工夫されている中で、課題はありますか?

今は早期接触が課題ですね。大学3年生から接触するのでは遅いと思うので、早い段階で接触できるような施策を行っています。また、採用人数が少ないときは決まった大学にだけアプローチしていましたが、人数目標が段々と増えてきたので地方にも足を伸ばすようになりました。

就職を考える前の学年や地方の学生に、知ってもらうということは強いと思うんです。有名なメーカーに就職したいと思うのも、身近な製品で毎日そのメーカーの物を使っているからだと思うんですよね。
弊社は数多くのサービス運営を行っているんですが、それがサイバーエージェントのサービスだと結びついていないことも多いんです。
そのことを早い学年から知ってもらって、就職をする際の選択肢のひとつにしてもらえたらと考えています。

「相性の良さ」が使い続ける理由

ー採用担当になられたときからViViViTは利用されているとのことでしたが、使い続けてくださっている理由は何ですか?

一番助かっているのは、初期接点づくりですね。美大・芸大生の中でも、ViViViTを知っている学生は就活感度が高いと思います。そういう方にコンタクトを取れるのはとてもありがたいですね。
それに美大・芸大はけっこう遠いので、オフィスにいながら見られるというのは本当に嬉しいです(笑)。暇があるたびにポートフォリオはずっと見ていますよ。イベントがあればその情報を流しています。
ポートフォリオを見て良いと思った学生にこちらからアプローチできるので、弊社を知ってほしい方にきちんと意識してもらうことができます

ーViViViTと他社サービスの違いはありますか?

ViViViTは他社サービスと比べると、美大・芸大生のユーザーがとても多いと思います。他のクリエイターとのマッチングサービスは、総合大学にいながら独学でデザインを学んだ方が多く登録されている印象があります。
弊社では総合大学の方と美大・芸大生のどちらも採用しているのですが、特に美大・芸大生へアプローチしたい際はViViViTを使っています。ターゲットが他のサービスと違うのでターゲットに合わせて使い分けられるのが便利だと思います。

最後に

クリエイター採用に力を入れ、19卒では見事採用目標を達成したサイバーエージェント。その裏では日々のポートフォリオのチェックや、地方に足を運んで認知度をあげるという地道な活動がありました。数々のイベントにも参加して、学生との接点を積極的に増やしています。
クリエイター組織が採用を行うことで現場を巻き込みやすく、学生も実際に働く社員と話せるため、カルチャーマッチしやすいとのこと。クリエイターの内定承諾率は、なんと100%だそうです。

そんなサイバーエージェントさんも利用されているViViViT美大・芸大生の登録者数は圧倒的で、優秀な学生のポートフォリオを見て直接スカウトすることができます。
気になった方はぜひ以下の「ViViViT資料請求」のフォームから、料金プランや媒体の特徴を見てみてくださいね。

<取材・執筆・撮影:シンドウサクラ>

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