デザイナー特化型のダイレクトリクルーティングサービス「ViViViT」を提供する株式会社ビビビット(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:小宮大地)は、例年クリエイター採用を実施している企業(50社)を対象に、「コロナ禍におけるクリエイター採用活動」に関する実態調査を実施しました。本調査の結果を一部公開します。

◆TOPICS

コロナ禍の影響により、24.0%の企業で採用枠数が減少

平年より「採用枠数は減少した」と回答した企業が30.0%で、うち24.0%がコロナ禍の影響によるものであった。採用枠数の減少理由として、「業績予想の見通しが立たない」「業績が悪化した」などが挙がった。(【図1-1】【図1-2】)

22年卒の採用枠数は、21年卒比で0.04pt減

平均採用枠数は、21年卒2.78名/22年卒2.74名となっており、0.04pt減と大きな変化はなかった。業態別でみると、事業会社は21年卒2.16名/22年卒2.42名と0.26pt増、制作会社・支援会社は21年卒3.16名/22年卒2.94名と0.22pt減となっており、業態別では差異がでる結果となった。(【図3-1】【図3-2】)

コロナ禍での中途の採用枠数は、平年比で0.42pt減

中途の平均採用枠数は、平年3.74名/コロナ禍3.32名となっており、0.42pt減となった。業態別でみると、事業会社は平年3.58名/コロナ禍2.79名と0.79pt減、制作会社・支援会社は平年3.84名/コロナ禍3.65名と0.19pt減となっており、全体的な減少傾向が見て取れた。(【図2-1】【図3-1】【図3-2】)

6月~7月時点においても、採用計画の立案・修正が課題

コロナ禍での採用課題は、平年比で、「採用スケジュールが立てられていない」が8.0pt増、「採用活動のオンライン化が進んでいない」が5.6pt増、「専任の採用担当者がいない」が3.0pt増となった。6月~7月時点においても、コロナ禍に応じた採用計画の立案・修正が課題となっており、採用活動のリソース確保や意思決定の遅延が問題であることがうかがえる。(【図4-1】)


◆クリエイティブ職「コロナ禍での採用枠数 – 平年からの変化」


【図1-1】コロナ禍での採用枠数 – 平年からの変化


【図1-2】「採用枠数は減少した」理由


◆クリエイティブ職「平年の採用枠数」


【図2-1】平年の平均採用枠数

【図2-2】平年の平均採用枠数 – 業態別

※平均採用枠数は、採用枠数「5名~9名」を5名、採用枠数「10名以上」を10名と定義し算出


◆クリエイティブ職「コロナ禍での採用枠数」


【図3-1】コロナ禍での平均採用枠数


【図3-2】コロナ禍での平均採用枠数 – 業態別

※平均採用枠数は、採用枠数「5名~9名」を5名、採用枠数「10名以上」を10名と定義し算出


◆クリエイティブ職「採用課題と対策」


【図4-1】採用課題 上位9位(複数回答可)

 

課題に対しての対策(主な解答)
採用要件を満たした応募が少ない 採用チャネルの多角化と見直し 個別説明会を行い応募を促す
採用広報のコンテンツが少ない 働いているスタッフを紹介し、求めるスキルや思考を周知 クリエイティブブックを制作し広報
母集団形成ができていない 母数団形成に有効な学校との関係性を強化 サマーインターンの実施や人材紹介会社の活用
採用スケジュールを立てられていない コロナ禍関連のニュース報道から、今後の動向を予測 業界動向と人材の流れを把握


◆回答者属性
【図5-1】回答者属性 – 業界・業種別

【図5-2】回答者属性 – 業態別

【図5-3】回答者属性 – 役職別

本調査概要
調査名 コロナ禍におけるクリエイター採用活動の実態調査
実施期間 2020年6月8日~7月6日
調査方法 Webアンケートをメール配布
調査対象 クリエイター採用を実施している企業(50社)
※同一会社で複数人回答している場合、最上位役職者の回答のみ集計

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